レース展望

萩野滋夫のレース展望
  • BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
    幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
    選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 2023年2月11日(土)・12日(日)・13日(月)・14日(火)・15日(水)・16日(木)
  • G1 第68回東海地区選手権競走

    • 池田浩二
    • 3941
    • 池田浩二 /愛知
    • 菊地孝平
    • 3960
    • 菊地孝平 /静岡
    • 磯部誠
    • 4586
    • 磯部誠 /愛知

強豪中の強豪が揃う東海地区を制するのは誰か?!

全国で開催される地区選手権のうち東海ダービーは格別。強豪中の強豪が揃うだけに混戦必至です。それは最近の優勝者を見ても分かります。
2022年 磯部 誠
2021年 松尾 拓
2020年 池田浩二
2019年 菊地孝平
2018年 徳増秀樹
2017年 井口佳典
2016年 仲口博崇
2015年 平本真之
…同じ名前がないのです。

そんなシリーズの中核と目されるのは池田浩二・菊地孝平・坪井康晴・磯部誠・北川潤二・豊田健士郎の6選手です。

筆頭の池田浩二選手は令和4年の優秀選手表彰式典で最高勝率選手として表彰されたばかり。8.26という極めて高い勝率をマークしました。
「プロペラ調整がうまくいった」という昨年は、劣勢機を引いたときでも機力アップに成功。ずっと上位をキープしてきました。その安定した成績の背景に「平常心」と平均コンマ11の「スタート力」があることも忘れてはなりません。

2019年の浜名湖大会を制している菊地孝平選手の地力も確か。浜名湖はグランドチャンピオン(2014年)を含みV21と結果を残しています。その魅力はスタートだけではありません。

また、同期の坪井康晴選手は2022年11月以降の勝率を7.65としており好調をキープ。自前のプロペラ理論はあらゆる状況に対応できる強みがあります。

また、昨年秋に丸亀周年記念を制しグランプリに出場した磯部誠選手は鋭い旋回力で混戦を抜け出してきます。

さらに、愛知の中堅として活躍してきた北川潤二選手は今年早くもV2(1月の芦屋と戸田)。昨年の記念戦線復活を契機として活躍中です。

そして、三重支部の新勢力・豊田健士郎選手にも注目。
「幅を広げるため、あらゆる調整方法を試してみたい」と語っていたのは3年ほど前。その成果が今、出始めています。型がないだけにどんなモーターを引いても対処することでしょう。

このほか…
浜名湖は過去V38としているボートレーサーの精神的支柱・服部幸男選手

2022年11月以降の勝率を8.00としている三重の安達裕樹選手

近況、闘志と冷静さを融合させ着をまとめている重野哲之選手

1月28日の多摩川マスターズリーグで優勝し勢いに乗る徳増秀樹選手

女子レーサーのシンボルとして注目される長嶋万記選手と高田ひかる選手

東海ダービーはV2。今年1月に優勝している井口佳典選手など多士済々です。
ぜひご注目ください。
(文中データは2月3日時点のものです)


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