BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。
浜名湖の秋を彩る「日本財団会長杯」は10月12日(土)から17日(木)まで開催される男女混合戦。男子38名と女子8名の激突に注目が集まります。
シリーズの中心となりそうなのは、横澤剛治・高倉和士・飯島昌弘・野中一平・里岡右貴の男子5選手と細川裕子・川井萌・高石梨菜の女子3選手。優勝戦線を構成することでしょう。
その筆頭は、地元の横澤剛治選手。直前の唐津一般戦をオール3連対で制し勢いがあります。高い感性を駆使した調整と冷静な判断力を武器に、浜名湖通算14回目の優勝を目指して戦うことになります。
遠征勢の中核は今年5月から10月の間で集計される新期適用勝率を参戦メンバートップの6.93としている高倉和士選手。今年は三国(1月)と津(3月)で優勝を飾るなど活躍は顕著。イン戦だけでなく、2コースや4コースからの鋭い差しを持ち味としているだけに、浜名湖はうってつけといえます。
また、ベテランの飯島昌弘選手も来期適用勝率を6.89とており堅調。今年は戸田(3月)とびわこ(7月)を制していますが、その戦いぶりで特筆すべきは4コース戦。今年1月1日からの1着率は19.2%もあることを覚えておきたいものです。
さらに、来期適用勝率を6.63としている里岡右貴選手や平均スタートタイミングコンマ11と鋭発の野中一平選手などがイチオシレーサーです。
一方、女子筆頭は女子賞金ランキング6位としている細川裕子選手。今年は4月の常滑オールレディースに続き、住之江のヴィーナスシリーズでも優勝。来期適用勝率も6.68まで上げています。近況はレースの流れに応じた自在派に転身。しぶとく連に絡んできます。
また、8月の浜名湖オールレディースで3コースからのまくり差しを決め自身初Vを飾った川井萌選手に注目が集まるのは当然。現在、勝率を6.30としており、初のA1(想定ボーダーは6.23)が完全に視野に入っています。
そして、もう一人の期待の星が東京支部109期生の高石梨菜選手。現勝率5.90はA2ボーダーの5.43を大きくクリアしており健闘が望まれます。
10月12日(土)から17日(木)まで開催される男女混合戦「日本財団会長杯」は個性派が勢ぞろい。ご期待ください。
(文中データは10月7日時点のものです)