BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。
浜名湖恒例のG3戦「SUZUKIスピードカップ」は9月18日(水)から23日(祝)までの開催。精鋭が集うシリーズはベテランから若手まで多彩なメンバー構成。A1級12名、A2級11名、B1級23名、合計46名の戦いです。
その中心は宮地元輝・山口剛・重野哲之・今垣光太郎の4選手。優勝戦線の中軸になる公算大です。
中でも、いま人気絶大な宮地元輝選手が注目一番手。今年は福岡一般戦(2月)・唐津タイトル戦(5月8日)・若松一般戦(6月20日)で優勝。賞金ランキングも29位につけており、これからがスパート。浜名湖ではまだ優勝こそありませんが、闘志あふれるレースでファンを魅了することでしょう。
その賞金ランキングで一歩も二歩もリードしているのが山口剛選手。今年2月、宮島で開催された中国地区選手権で優勝。7月の大村オーシャンカップは優勝戦2着と賞金を積み重ね、ランキングを6位としています。当然のことながら、いつも通りの「真剣勝負」でライバルを圧倒するはずです。
こうした遠征勢を迎え撃つのが、地元代表の重野哲之選手。浜名湖は2010年の東海ダービーを含めV7としています。
流行に流されない自前の調整方法を確立。勝率などモーター素性に左右されない強みをもっているだけに、序盤からの足色の変化を気にしたいものです。
さらに、浜名湖をドル箱としている今垣光太郎選手にも注目。2002年と2022年の周年記念のほか、2019年のボートレース甲子園でも優勝。通算V4としています。
ベテランの経験値と類まれな判断力を武器に今年3回目の優勝にまい進します。
そのほか…
今年は、宮島のモーターボート大賞と津の一般戦で優勝しているレース巧者・下條雄太郎選手
独自の感性を背景にしたプロペラ調整は、まるで水の流れをみているかのよう。モーター本体のパワーにしっかり合わせる重成一人。
浜名湖は通算V15。圧倒的な実績を誇る金子良昭選手
今垣光太郎選手と並ぶ福井支部の実力派・松田祐季選手
今年1月、平和島で自身初優勝を果たした数原魁選手など多士済々です。
9月18日(水)から23日(祝)まで開催される「SUZUKIスピードカップ」にご期待ください。
(文中データは9月13日時点のものです)