BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:横澤剛治
    3956
    横澤剛治
    /静岡
  • 画像:桑原悠
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    桑原悠
    /長崎
  • 画像:山田哲也
    4297
    山田哲也
    /東京

横澤剛治選手が中心ながら真夏の浜名湖は激戦必至!

「シーラック バリ勝男クン。カップ」は7月26日(金)から29日(月)までの4日間開催。ショートシリーズらしい緊張感あふれる大会となりそうです。
その中心は、横澤剛治・桑原悠・山田哲也の3選手。優勝戦線の中軸となることでしょう。

優勝候補筆頭は、むろん地元の雄・横澤剛治選手。浜名湖は通算13優勝と圧倒的な成績をマークしています。
緻密な理論と繊細な感性を駆使した調整能力を武器に遠征勢の前に立ちはだかること請け合い。昨年9月の江戸川以来の栄冠にまい進する短期決戦となります。

この横澤剛治選手を追走する一番手が桑原悠選手。
今年は、常滑(4月22日、3コースまくり差し)・大村(5月10日、イン逃げ)・大村(7月6日、イン逃げ)で優勝するなど、結果が出ています。特に短期決戦に強いタイプなだけに注目されます。

また、今年ここまでV2(4月3日の芦屋と7月1日の若松)としている山田哲也選手も優勝候補。誰もが認めるスタート力だけでなく、選手間で評価の高い調整力を武器にコース不問で連戦連勝を飾るタイプの関東の雄です。
その象徴が、6月25日から7日間にわたって開催された若松の「唐十杯」。シリーズ4日目の2着(5コース)以外はすべて1着。優勝戦を含め12戦11勝の準パーフェクトVを果たしています。直前の江戸川G2でフライングを切ってしまいましたが、気になる存在であることに変わりはありません。

さらに、ピットから2マークまでの距離が152.8mある浜名湖を得意(過去V6)としているのが石川真二選手。相手を選ばないコース取りでインスロー水域に牙城を築くことでしょう。

そのほか…
今年3月15日最終日の蒲郡で自身初優勝(3コース・抜き)を飾った静岡支部の牟田奨太選手

2024年前期で勝率6.36をマーク。初A1昇格を果たしたばかりか、続く後期も連続A1(勝率6.34)としている愛知の精鋭・大須賀友選手

そして、今年優勝歴のある渡部悟選手(2月12日桐生)と抹香雄三選手(4月9日福岡)など多士済々です。

7月26日(金)から29日(月)まで開催されるショートシリーズ「シーラック バリ勝男クン。カップ」にどうぞご期待ください。
(文中データは7月21日時点のものです)