レース展望

萩野滋夫のレース展望
  • BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
    幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
    選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 2020年12月26日(土)・27日(日)・28日(月)・29日(火)・30日(水)・31日(木)
  • G1 第9回クイーンズクライマックス

    • 平山智加
    • 4387
    • 平山智加 /香川
    • 大山千広
    • 4885
    • 大山千広 /福岡
    • 守屋美穂
    • 4482
    • 守屋美穂 /岡山

2020年のボートレース界を総決算する女子最高峰の戦い!

「第9回クイーンズクライマックス」は12月26日(土)から大晦日(木)までの開催。2020年を締めくくる大舞台です。

守屋美穂・平山智加・小野生奈・平高奈菜・大山千広・寺田千恵の6選手が選出ランキング上位。当然注目株ですが、なかでも勢いのある平山智加選手と実力派の大山千広選手をピックアップします。

今年8月の多摩川レディースチャンピオンで2コースまくりを決め優勝を飾ったのが平山智加選手。「身体が勝手に反応しました」と語っていたのが印象的でした。過去、同じ年にレディースチャンピオンとクイーンズクライマックスの両方を取った女子レーサーはいないだけに気になるもの。2013年芦屋の第2回大会以来の優勝で夢が実現します。

一方、大山千広選手はフライング禍の影響もあり、夏以降派手な活躍ができませんでしたが、実力は男子顔負け。素質だけでなく、意識して取り組んできたターン技術がもたらす勝利は鮮やか。圧倒的な強さを発揮します。
これまで貯めてきた気持ちを浜名湖で一気に爆発させてほしいものです。

さらに、獲得賞金1位で参戦する守屋美穂選手は安定株。年間勝率を2年連続で7点台に乗せているうえ、先のBBCトーナメント(若松)では優出(4着)と健闘が光っています。今年の記念戦線であと一歩及ばなかったリベンジを果たすため、うってつけの舞台がやってきました。

このほか、蒲郡のレディースチャレンジカップで展開をとらえて優勝した寺田千恵選手にも流れがきています。
「1マークびっくりしました。年齢を重ねましたが、一つひとつのレースを丁寧に戦っていきたいです」と姿勢は謙虚。無欲が勝機を呼ぶのでしょう。

そして、スピードターンと豪胆な判断が魅力の小野生奈選手やファンのために走り切る平高奈菜選手、2016年と2018年の平和島クイーンズクライマックスでティアラを戴冠している松本晶恵選手など多彩なのは言うまでもありません。

ところで、クイーンズクライマックスシリーズ戦は地元の長嶋万記選手に大注目です。蒲郡のG2レディースチャレンジカップで、このクイーンズクライマックスベスト12入りを賭けて寺田選手を猛追しましたが優勝ならず。涙をのみました。
浜名湖では2021年にレディースチャンピオンがあるだけに弾みをつけたいところでしょう。

浜名湖の「第9回クイーンズクライマックス」にどうぞご期待ください。

(文中データは12月20日時点です)

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