レース展望

萩野滋夫のレース展望
  • BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
    幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
    選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 2020年2月13日(木)・14日(金)・15日(土)・16日(日)・17日(月)
  • 一般 オールB級東海地区選手権 BTS焼津1周年記念

    • 高塚清一
    • 2014
    • 高塚清一 /静岡
    • 澤大介
    • 3852
    • 澤大介 /三重
    • 松井洪弥
    • 4824
    • 松井洪弥 /三重

東海チャンプはもう一人、浜名湖で生まれる!

ボートレース浜名湖の『オールB級東海地区選手権 BTS焼津1周年記念』は見どころ満載の企画シリーズ。タイトル通り、全選手がB級レーサー。それも、ボートレース蒲郡で開催される『G1第65回東海地区選手権競走』(2月14日~19日)の裏開催ともなれば、注目しないわけにはいきません。
経験豊富なベテランから初々しい若手まで、昇級へのきっかけをつかみ取る厳しい戦いが期待されます。

シリーズ大看板はプロ生活54年の大ベテラン高塚清一選手72歳。重量級ながら、デビュー期にいきなり4.11の勝率を叩き出し、早々にA級レーサーに…。イン水域を主戦場としないスタイルを貫徹しつつ、過去一度もB2級を記録していません。現在も4点台をマークするなど底力は不変。「ボートレースしかやることがないからやっているだけだよ…」と、本人は淡々としたものですが、休むことなく山を一歩一歩登るベテランクライマーのようで、尊敬を集めています。後輩に手本を示しながら互角の戦いを演じ切ることでしょう。

この高塚選手に次ぐ注目株は大外専門の澤大介選手。浜名湖は1年8ケ月ぶりの参戦ながら、ファンの記憶にも残っている思い出深き水面。前回大会の初戦でフライングを切ったものの、その後5戦3勝と勝負魂をみせました。そのいずれもがトップスタートからのまくりとまくり差し。浜名湖だけにある『チルト2.5度』を使うとしたら澤選手でしょう。

また、安定感なら松井洪弥選手。当節参戦メンバー中、現勝率5.29は第3位。1期前の2019年後期も3位の5.60。さらに前々期の2019年前期は5.48で1位です。当然のことながら昨年11月からの来期適用勝率は5.81と高い水準。硬軟織り交ぜた戦法が特徴ながら、とりわけ2コースと4コースが得意であることは押えておきたいものです。

そのほか…
数字に表れているのは『完璧な2着型』。11月以降5.81をマークしている西村豪洋選手

参戦する地元静岡勢の中で、最も直近の浜名湖優勝歴がある中堅レーサー鈴木峻佑選手

近況3.42の勝率をマークし上昇気配。2017年11月デビューの宇留田翔平選手

スピードターンが持ち味で攻めが基本。枠番不問の戦いを演じる黒野元基選手など多士済々です。

2月13日(木)から17日(月)まで開催の『オールB級東海地区選手権BTS焼津1周年記念』にご期待ください。
(文中データは1月26日時点のものです)

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